顎関節症

顎関節症とは？

顎関節症（がくかんせつしょう）は、口を開けると痛みがある、口が開きにくい、あごを動かすと関節に「カクカク」「ジャリジャリ」といった音が鳴るなど、顎関節や咀嚼筋に生じるさまざまな不調をまとめた疾患です。

主な原因は噛み合わせの乱れ、歯ぎしり（ブラキシズム）、食いしばり、ストレス、姿勢の悪さ、外傷などが複雑に絡み合っています。代表的な症状は顎の痛み、開口障害（口が大きく開かない）、関節雑音（関節音）、顎周囲のだるさなどで、これらが食事や会話時など日常的な動作に影響します

症状が長期化すると、肩こりや頭痛、耳鳴り、めまい、睡眠障害、全身の倦怠感、そして自律神経の乱れにつながることもあります。また、顎関節症の分類には「咀嚼筋痛障害」「顎関節痛障害」「関節円板障害」「変形性顎関節症」などのタイプがあります。

顎関節症の有病率（罹患率）は日本人の約10～12％、一生で約2人に1人が何らかの顎関節症状を経験するとされ、推定患者数は約1900万人にのぼります。男女比では女性が男性の2～6倍多く、20～30代女性が特に多いのが特徴です。これはホルモンバランスや筋・靭帯の柔軟性、ストレス感受性などの影響が考えられています。

多くの場合は歯科や口腔外科、整骨・整体などでセルフケアや保存療法で改善し、重症例は専門医の治療が必要になります。症状が続く場合は、早めに専門診療を受けることが重要です

特徴と放置するリスク

• 顎や周囲の痛み（口の開閉や食事、会話時に、顎関節や咀嚼筋）
• 開口障害（口が十分に開かない、または途中でひっかかる）
• 関節雑音（クリック音・ジャリジャリ音）
• 顎の動きの違和感や制限（顎が引っかかる・途中で止まる・スムーズに動かない）

放置すると慢性化し、頭痛・肩こり・首の疲労・耳鳴り・めまいなど全身症状につながり、咀嚼や会話、日常生活の質が低下します。症状が重い場合、顎関節の変形（変形性顎関節症）など不可逆的な障害につながる可能性もあり、ストレス・睡眠不足・歯ぎしり・噛み合わせの悪さなどが悪化要因となるので早めのケアが必要です。

顎関節症でお悩みなら当院までご相談ください。

早期に対応することで、進行を防ぎ、快適な生活を取り戻すことができます。

顎関節症の原因

顎関節症の主な原因は、複数の要素が複雑に絡み合っている点が特徴です。第一に「噛み合わせの異常」や歯並びの悪さが長期的に顎に負担をかけます。また、歯ぎしりや食いしばりの癖、無意識に上下の歯を接触させる習慣（TCH）、睡眠時の歯ぎしりなどが顎関節へ物理的な負担を与えやすいです

特に以下のような原因が多く見られます。

顎関節症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。顎関節症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顎関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

レントゲン・MRI検査

まずは、顎関節のズレの程度や軟骨損傷の状況を確認するために、画像検査を行います。レントゲンでは骨のズレや変形、MRIでは骨や関節円板の状態まで確認できます。これにより「顎関節症」の進行度や、神経への影響の有無が明らかになります。

薬物療法（投薬）

痛みや炎症を抑えるために、以下のような薬が処方されます。

• 非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）：痛みや炎症の軽減
• 筋弛緩薬：腰周囲の緊張した筋肉を緩める
• 血流改善薬：神経や筋肉への血流を良くすることで、痛みやしびれを緩和

根本治療ではありませんが、日常生活への支障を一時的に軽減する目的で使用されます。

神経ブロック注射

痛みが強い場合、神経の周囲に直接注射を行い、痛みをブロックします。局所的に痛みを和らげる効果は高いですが、持続的な改善にはつながりにくいため、あくまで一時的な対症療法とされます。

外科手術（重度の場合）

保存療法でも改善が見られない場合や、排尿障害・歩行困難などの重い神経症状が出ている場合は手術が検討されます。

主な術式は以下の通りです：

• 関節腔洗浄法（関節腔内洗浄、関節腔パンピング）：関節腔内にヒアルロン酸や生理食塩水を注入して炎症物質や癒着を洗い流す
• 関節鏡視下手術（関節鏡下剥離授動術）：耳の前に数ミリの小さな切開を入れ、関節鏡（内視鏡）を挿入して関節内部を観察しながら癒着部位を剥離したり、滑膜や関節円板のトラブルに直接処置を施す方法です
• 開放性関節手術（開放手術／関節円板切除術、顎関節形成術など）
  関節部に広く切開を入れて関節内の構造物（関節円板・骨など）を直接修復・切除・形成する手術です

手術には入院やリハビリの期間が必要で、体への負担も大きいため、慎重に検討されます。

顎関節症を改善するために

まずはあなたの顎関節症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した医療機器検査で、顎関節症のパターンを見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

柔道整復師で国家資格を保持する院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

顎関節症は「手術が絶対」と思われがちですが、本当の意味で“改善”するためには、原因そのものにアプローチすることが必要です。例えば、背骨の筋肉の緊張・姿勢の崩れ・自律神経の乱れなどは、いずれも薬では変えることができません。

一時的に痛みを抑えても、根本的な原因がそのままであれば、顎関節症から来る症状が何度も再発を繰り返してしまいます。

改善のために整体でできること

「神経の圧迫」は“結果”にすぎません。原因は、骨盤のゆがみ、姿勢不良、ストレートネックや筋力低下など体の使い方にあります。

姿勢の全身評価

首だけでなく、骨盤・股関節・全身バランスなどを徹底的にチェック。

筋肉・骨格・神経の連動を整える施術

体の使い方そのものを整え、再発しにくい体づくり。

EMSによるインナーマッスル強化

筋力低下による不安定な姿勢が、腰への負担を大きくしています。特に、姿勢を支えるインナーマッスル（深層筋）は、自力で鍛えるのが難しいため、専用のEMS機器を用いて効率的に筋肉を活性化。寝たままでも刺激できるため、高齢の方や運動が難しい方にも効果的です。

日常動作の指導

顎に負担をかけない日常動作の“癖”を見直します。さらに、1人ひとりの体の使い方に合わせた指導を行い、痛みが再発しない体づくりを目指します。

ハイボルト治療

顎関節症は、顎関節の炎症・顎関節周辺の筋肉の硬さ・関節円板の損傷細胞が大きく関係していると考えられています。ハイボルト治療は、ブロック注射のような役割を果たし顎関節周辺の痛みの根本的な改善をサポートします。

脊柱管k狭窄症のQ＆A

病院で「加齢だから」と言われましたが治りますか？

年齢だけが原因ではありません。正しく整えれば改善できます。

どれくらい通えば効果が出ますか？

早い方で1ヶ月ほど。個人差がありますが、4ヶ月程度で変化を実感される方が多いです。

ガクガクと音がしますが治りますか？

ガクガクした音が筋肉の影響である場合は改善していきます

再発しませんか？

日常動作と筋力を整えることで再発リスクは大きく減ります。

保険は使えますか？

初回は自費ですが、必要に応じて保険適用も可能です。

ハイボルト治療はどのような感じですか？

病院のブロック注射のような効果が期待でき、痛みの緩和を目的とした電気治療です

顎関節症で悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体は顎関節症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

通院するたびに痛みが減って、今では硬いものも食べれるようになった

病院では様子見だけでしたが、SARAではちゃんと話を聞いてくれました