坐骨神経痛

坐骨神経痛の症例報告

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて広がる痛みやしびれの総称です。原因は、坐骨神経と呼ばれる太く長い神経が何らかの圧迫や刺激を受けることによって起こる神経の機能障害です。

この症状は、重い物を持ち上げることの多い現場作業者やスポーツをされている方だけでなく、長時間のデスクワークや運転など同じ姿勢が続く方にも多く見られます。

エール大学の研究によると、腰痛を訴える患者さんのうち、約10%が坐骨神経痛を伴っているというデータもあり、実は多くの方が「ただの腰痛だと思っていたら神経痛だった」というケースも少なくありません。

坐骨神経痛の特徴

坐骨神経痛の大きな特徴は、「痛みを感じる場所」と「本当の原因のある場所」が異なることにあります。坐骨神経は、人体の中でもっとも太く長い神経で、腰や仙骨から出発し、お尻の奥で一本にまとまったあと、太もも・ふくらはぎ・足裏まで約1メートル以上にわたって伸びています。

そのため、神経の根元である腰やお尻に問題があっても、痛みやしびれは太もも・ふくらはぎ・足先にまで出ることがよくあります。

「足首が痛いと思っていたら、原因は腰だった」というケースも少なくありません。

この坐骨神経痛を放置してしまうと、痛みやしびれが朝から晩まで一日中続くような状態になることもあります。

進行すると、足の感覚が鈍くなったり、うまく歩けなくなったり、尿もれ・失禁といった日常生活に支障が出るケースも。

重症化すると、手術が必要になる場合もあるため、早めの対応が非常に大切です。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛は、坐骨神経に過剰な負担がかかり、神経の働きに障害が起きることで痛みやしびれを引き起こす状態です。
その原因は、大きく2つのタイプに分けることができます。

骨格の問題

代表的な例として、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎の機能障害などがあります。これらは、腰の骨のズレや変形によって、神経の出口付近に圧力がかかることで坐骨神経が刺激されてしまうものです。

イメージとしては、水道ホースの上から足で踏んでいるような状態。ホースの中を流れる水の勢いが弱まるように、神経の信号が正常に伝わらなくなり、痛みやしびれとなって現れます。

筋肉の問題

坐骨神経は、お尻の奥にある梨状筋（りじょうきん）という筋肉の間を通っています。この筋肉が疲労や使い過ぎ、緊張によって硬くなると、神経を圧迫しやすくなるのです。

長時間のデスクワークや車の運転、スポーツや反復動作の多いトレーニングなどが原因となり、お尻から足にかけて鋭いしびれや痛みを生じることがあります。

簡単な症状ではありません

このように、坐骨神経痛の原因は主に「骨格」と「筋肉」の問題に分類できますが、実際にはそれぞれの症状が複雑に絡み合い、「どこが本当の原因か」を正確に見極めることが何より重要です。

痛みの出ている場所だけを治療しても、根本原因が残っていては再発を繰り返してしまいます。だからこそ、丁寧な検査と原因の見極め、そして的確な施術が必要不可欠なのです。

だからこそ、坐骨神経痛を改善するためには、その原因を明らかにするための検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

坐骨神経痛の治療において、病院で行われる主な対応は「手術療法」と「薬物療法」です。

それぞれの治療法には特徴と限界があり、症状の根本原因に対して十分にアプローチできないこともあります。

手術療法

手術療法は、排尿障害や直腸障害などを伴う重度の坐骨神経痛に対して行われるケースが多く、一般的な初期段階の坐骨神経痛では、選択されにくい治療法です。開腹手術や内視鏡手術は身体への負担が大きく、術後にはリハビリが必須となるほか、

一定期間の入院や経過観察も必要となるため、日常生活への影響も小さくありません。さらに、
「手術を受けたけれど症状が改善しなかった」「しばらくして再発した」という声も少なくなく、

誰にでも効果的な方法とは言い切れないのが現実です。

薬物療法

薬物療法では、まず鎮痛薬や筋弛緩薬が処方されますが、これはあくまで痛みを一時的に抑える対処法であり、根本的な改善にはつながりません。

症状が強い場合は、**神経ブロック注射（硬膜外ブロック）**が行われることもあり、院長自身の経験では、深部への注射は非常に強い痛みを伴いました。

さらに、薬には腎機能や胃腸への副作用、ふらつきや吐き気といったリスクもあります。

坐骨神経痛を改善するために

まずは、あなたの坐骨神経痛の原因を明らかにします。現状を把握することが最も大切であり、それを取り違えたまま治療を進めれば改善は見込めません。

当院はあなたのお身体を多角的に分析し、坐骨神経痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

坐骨神経痛の根本改善には、原因の特定と体のバランス調整が重要です。当院では、姿勢分析ソフト・視診・触診・可動域検査・整形外科的検査などを組み合わせ、腰や尾てい骨まわりの背骨の歪みを丁寧にチェックします。

必要に応じて、レントゲン画像の確認も行います。坐骨神経痛を経験し克服した整体師が、最初から最後まで責任を持って対応いたします。

つらい症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

坐骨神経痛のQ＆A

坐骨神経痛は自然に治りますか？

 一時的に症状が軽くなることはありますが、根本原因が残ったままだと再発しやすくなります。体のバランスや神経の圧迫を見直すことが大切です。当院に来院される方の多くは数週間から４か月以内で改善される方が多いです。

痛みが足に出るのに、腰が原因なんですか？

はい。坐骨神経は腰から足まで伸びているため、腰のトラブルが足に痛みやしびれを引き起こすことがあります。

 どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や原因によって異なりますが、１５〜２０回程度の施術で変化を実感される方が多いです。重症の場合はもう少し期間が必要です。

病院と整体、どちらに行けばいいか迷っています。

 痛み止めや注射で一時的に和らげたい場合は病院へ。根本原因にアプローチし、再発を防ぎたい方には整体がおすすめです。

整体で神経にさわって悪化することはありませんか？

当院では、解剖学に基づいた安全な検査と施術を行いますのでご安心ください。過剰な刺激や無理な矯正は行いません。

しびれがある場合でも通えますか？

はい、可能です。しびれは神経の圧迫が続いているサインです。早めのケアが回復を早める鍵になります。最初の３ヶ月が勝負になります。

坐骨神経痛に悩んでいた皆さまも、当院で整体や歩行指導の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体は坐骨神経痛と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

坐骨神経痛の経験者である院長が最後まで担当します。お気軽にご連絡ください。

痛みをごまかす日々からの解放

自分の身体に向き合うきっかけになった