お気軽にご相談ください!
ぎっくり腰が増加する時期
春先・秋口はぎっくり腰や寝違えが増加する傾向です。ぎっくり腰のメカニズムは、「腰の筋肉・靭帯・関節・椎間板」に急な負荷がかかり、損傷や炎症が起こることで激しい痛みが発生する現象です。多くは筋肉や靭帯の急な肉離れ、関節や椎間板の損傷、骨格の歪みなどが複合して生じます。

ぎっくり腰の主な発生要因
•筋肉疲労の蓄積、姿勢不良、運動不足、長時間のデスクワークなどで
柔軟性・筋力低下した状態で発症しやすい
•骨格の歪みや加齢による筋力低下、椎間板の変性などが発生リスクを高める
•急な動作や無理な体勢で発症
(荷物を持ち上げる、前屈・ひねり動作、中腰から急に起き上がるなど)

体内で起こる仕組み
• 筋肉や靭帯が、急激な負荷に対応しきれず肉離れや断裂を起こす(腰の捻挫状態)
• 腰椎を支える関節や椎間板、関節包が損傷し、小さな神経にも炎症が波及し激しい痛みに
• 骨盤や腰椎の周辺筋が緊張・硬直→血流悪化→修復遅延・痛みの慢性化につながる

よくある前兆・発症パターン
• 前日に重い荷物を持った翌朝や、寒い朝に急に動いた時
• 慢性的な筋肉疲労の蓄積→許容量オーバーの瞬間に“最後の一押し”で発症
• 若い人でもスポーツや急激な動きで発症、年齢に関わらず注意が必要
ぎっくり腰は「蓄積した疲労と、急な過負荷」が重なって発症し、筋肉・靭帯・関節に炎症や損傷が起きることで劇痛となる急性腰痛症です
ぎっくり腰の予防と日常のケア
ぎっくり腰の予防方法と日常のケア法は、姿勢の修正・適度な運動・腰を冷やさない・急激な動作を避けるなど、生活習慣の見直しとこまめなセルフケアが重要です。
予防方法
• 長時間座り続けず30分ごとに軽く体を動かす/椅子の座り方は浅く座り、足裏を床につけ正しい姿勢を心がける
• 重い物を持つ時は膝をしっかり曲げて腰への負担を減らす「ひざリフト」を意識する
• 起床時や物を拾う時はいきなり腰を起こさず、一度横向きになる・膝を曲げるなど、腰への急負荷を避ける
• 適度な運動(ウォーキング・ストレッチ)やインナーマッスルを鍛えるドローイングも効果的
• 体重管理とバランスの良い食事(カルシウムやビタミンDを意識)・十分な睡眠も大切
日常のケア法
• お風呂で身体をしっかり温め、疲労を解消する(首まで浸かる全身浴が効果的)
• 冷え対策(腰を冷やさない服装・寝具の選択)・適度な水分補給で筋肉の柔軟性を保つ
• 普段の姿勢・動きを注意し、急な立ち上がりや動作は控える。始動はゆっくり・一拍置くこと
• 洗顔や物を拾う動作では膝も曲げる、腰に急な負担をかけない習慣を
• ストレス管理・リラックス・日頃から腰を労る心がけも再発防止につながる
ぎっくり腰予防は「動きと生活習慣の見直し&温め・運動・姿勢改善」の積み重ねが大切です