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水分補給の常識を見直そう!スポーツドリンクの意外なデメリット

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「しっかり水分補給をしましょう!」という言葉をよく耳にしますね。体の乾燥や熱中症予防のためにも、水分補給はとても大切なこと。しかし、「水を飲むのがいいのか?それともスポーツドリンクの方がいいのか?」 という質問をよく受けるので、今回はその疑問にお答えしていきます。

結論から言うと、水を飲んでください。

目次

スポーツドリンクの水分吸収率は低い?

水分補給に大事なのは、水分・塩分・糖分のバランスですが、実は市販のスポーツドリンクは糖分が多すぎます。「スポーツドリンクは水分補給に良い!」と思ってがぶがぶ飲んでいる方もいるかもしれませんが、実は水分の吸収効率でいうと、水の方が圧倒的に良いという検証結果も出ています。

というより、スポーツドリンクの吸収効率が異常なほど低いのです。

スポーツドリンクのデメリット

① 糖分が多すぎる
市販のスポーツドリンクには、かなりの量の糖分が含まれています。これが体内の水分吸収を妨げる原因の一つです。例えば、市販のスポーツドリンク500mlのペットボトル1本には、角砂糖10個分以上の糖分が含まれていることもあります。

「美味しい!」と思って飲んでいるかもしれませんが、実際には糖分の過剰摂取になりやすいのです。また、高齢者やお子さんの場合、糖分の取りすぎが血糖値の急上昇を招くこともあるため注意が必要です。

② 体内の水分吸収を妨げる
スポーツドリンクは、糖分が多いことで浸透圧が高くなり、水分の吸収が遅くなることが分かっています。そのため、「水分補給しているつもりでも、意外と吸収されていない…」というケースがあるのです。特に、熱中症対策として素早く水分を補給したい場面では、水の方が圧倒的に効果的です。

③ 口の中がネバネバする・虫歯のリスクが上がる
スポーツドリンクを飲んだ後、口の中がベタついた経験はありませんか?これは糖分が多いためで、放っておくと虫歯のリスクも上がります。特に、寝る前や運動後に飲んだまま歯を磨かないと、虫歯の原因になりやすいので注意しましょう。

スポーツドリンクが必要な場面とは

では、スポーツドリンクは全くダメなのかというと、そうではありません。特定の状況では、適度な塩分と糖分を含むスポーツドリンクが役立つ場合もあります。

・長時間の激しい運動をした後
・大量の汗をかいた時
・熱中症の初期症状が出た時


熱中症の初期症状が出た時ただし、飲み方には注意が必要です。薄めて飲む、または経口補水液(OS-1など)を活用するのが良いでしょう。

普段の水分補給は「水」や「お茶」で!

日常的な水分補給であれば、水や麦茶がおすすめです。お茶にはカフェインが含まれているものもあるため、特に脱水症状を防ぎたいときは麦茶や白湯、水が最適ですまた、塩分も適度に摂ることが大切なのです。
例えば
✅ 水+塩タブレット
✅ 水+梅干しなど
簡単に補える工夫をするのも良いですね。ビールは水分補給になりません!最後に、よくある勘違いですが「ビールで水分補給」はNGです。
アルコールには利尿作用があり、むしろ体内の水分を奪ってしまいます。「ビールを飲んだ後に喉が渇く…」というのはそのせいです。夏の水分補給は、アルコールではなく、しっかり水を!

まとめ:スポーツドリンクより水を選ぼう!

✅ 日常の水分補給には、水が一番吸収されやすい!
✅ 市販のスポーツドリンクは糖分が多すぎるため、飲みすぎ注意!
✅ 高齢者やお子さんには、特に「水」を飲ませることが大切!
✅ 長時間の運動時は、薄めて飲むor経口補水液を活用しよう!
✅ ビールは水分補給にならないので要注意!

これから春・夏と暑い季節に向かいますので、正しい水分補給で健康を守りましょう!
脱水症状や寒い時期も熱中症にならないよう、こまめに水分を摂ってくださいね。


院長:橋本

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