肩甲骨の位置が気になるあなたへ｜ズレる原因と改善方法

こんな悩みを抱えていませんか？
「最近、肩甲骨の位置が気になる…」「肩甲骨の左右差があるように感じる…」「肩こりや背中のハリが取れない…」肩甲骨は、姿勢や肩こり、体のバランスに大きく関係する重要な部位です。

今回は、肩甲骨の位置がズレる理由と、その改善方法についてお話しします。

なぜ肩甲骨の位置が気になるのか？その４つの理由とは

1. 姿勢の悪さ（猫背・巻き肩）
デスクワークやスマホの使用が増え、猫背や巻き肩の姿勢になると、肩甲骨の位置がずれてしまいます。本来、肩甲骨は背中の中央に左右バランスよく位置していますが、姿勢が崩れると前に巻き込まれるようにズレたり、左右で高さが違ってしまうことも。

特に、長時間の前傾姿勢が続くと、背中の筋肉が引っ張られ、肩甲骨の位置が固定されてしまいます。

2. 肩甲骨周りの筋肉のバランスの乱れ
肩甲骨は、さまざまな筋肉に支えられながら動いています。しかし、ある筋肉が硬くなりすぎたり、逆に使われていない筋肉が弱くなったりすると、肩甲骨の位置が崩れることがあります。
• 前鋸筋（ぜんきょきん）や小胸筋が硬くなる → 肩甲骨が前に巻き込まれる（巻き肩）
• 菱形筋（りょうけいきん）が弱くなる → 肩甲骨が外側に開く（肩甲骨の左右差）
• 広背筋や僧帽筋のバランスが崩れる → 肩甲骨が上がったり下がったりする筋肉のバランスが崩れることで、肩こりや首の痛みも起こりやすくなります。

3. 体の使い方のクセ（片方だけ使いやすい習慣）
日常生活の動作で、無意識に片側だけを使っていませんか？
• バッグを片側だけで持つ
• 片側でばかり噛むクセがある
• 腕を組むとき、いつも同じ側が上になる
• 利き腕側ばかり使うクセがある

こうした左右非対称の動作が積み重なると、肩甲骨の高さや位置にズレが生じ、違和感を感じるようになります。

4. 運動不足や肩甲骨の可動域の低下
肩甲骨は「背中に浮かんでいる骨」とも言われ、本来は柔軟に動くものです。しかし、運動不足で肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、肩甲骨の可動域が狭くなり、動きが悪くなって位置が固定化されてしまうことがあります。

特に、デスクワークの多い人や運動習慣がない人は、肩甲骨がガチガチになりやすく、位置がズレる原因になります。