【姿勢矯正】子どもの猫背を改善し、健康な成長へ

姿勢矯正で来院された男性（小学5年生/学生）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

最近、家で勉強やゲームをしているときに背中が丸くなっていることが増え、姿勢が悪いことを母親が心配している。特に、長時間の座り姿勢が続くと、肩をすくめるような体勢になり、首や肩に負担がかかっている様子。

本人も「腰が痛い」と訴えることが増えてきた。学校の椅子に長く座っていると疲れやすく、集中力が続かないとのこと。

来院に至るまでの経緯

小さい頃から元気に運動する子だったが、最近はゲームやタブレットの時間が増え、猫背が目立つように。以前は気にならなかったが、最近は食事中も背中が丸くなっていることが多く、母親が姿勢の悪さを指摘する機会が増えた。

また、学校で授業を受ける際に「すぐ疲れる」「長く座っていると背中が痛くなる」と子どもが話すようになったため、成長期の今のうちに姿勢を改善し、正しい習慣を身につけてほしいと考え、当院へ来院。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

猫背が顕著で、胸椎の後弯（背中の丸まり）が強い
肩が内側に入り込み、巻き肩の傾向がある
ストレートネックが見られ、首の付け根に負担が集中
骨盤の後傾があり、座位姿勢が崩れやすい
体幹の筋力低下が見られ、正しい姿勢を維持できない
股関節の可動域が狭く、運動時のバランスが不安定
外反母趾、扁平足

検査結果の分析により骨盤の顕著な歪み、筋緊張、可動域制限と判断

施術内容と経過

整体、股関節、膝関節の可動域と体幹の筋力UP、歩行指導に重点を置いた。

⚫︎初回施術

まず、猫背と巻き肩の改善を目的に、肩甲骨と胸郭の可動域を広げる施術を実施。長時間のゲームや勉強の影響で肩が内側に入ってしまい、背中の筋肉が弱くなっていたため、胸を開くためのストレッチと、肩甲骨周りの筋肉をほぐす施術を行った。

また、ストレートネックによる首の負担を軽減するために、頸椎の調整と首周りの筋緊張を緩和。施術後は、「胸を張る姿勢が少し楽になった」とのこと。

⚫︎2〜3回目

施術を継続することで、学校の授業中に背中が痛くなることが減り、座り姿勢が安定してきた。また、肩の位置が改善され、自然と胸を張れるようになったことで、呼吸が深くなり、運動時の疲れにくさも実感できるようになった。

この段階で、正しい姿勢を身につけるために、自宅でできる簡単なストレッチと、ゲームや勉強時の正しい座り方を指導。

⚫︎4〜5回目以降

この頃には、自然と正しい姿勢を取れるようになり、母親から「姿勢が良くなった」との嬉しい報告。また、長時間座っていても以前ほど疲れを感じなくなり、学校の授業中も集中力が続くようになったとのこと。

引き続き、成長期に合わせた体幹の強化を目的に業務用EMSを導入し、姿勢を支える筋力を養うトレーニングを開始。

※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

以下ご本人のメッセージ

以前は食事中も勉強中も、姿勢を注意することが多かったのですが、整体に通い始めてから子ども自身が姿勢を意識するようになりました。学校でも先生から『最近姿勢がいいね』と言われたようで、本人も嬉しそうでした。

座っていても疲れにくくなったと言っていて、集中力も以前より続くようになった気がします。ゲームやスマホの時間がどうしても増えてしまうので、こうやって姿勢を改善できる機会があって本当に良かったです。成長期にしっかり整えておくことが大事だと実感しました。

院長からのコメント

このお子さんの姿勢の崩れは、長時間のゲームや勉強による猫背・巻き肩・ストレートネックが原因で、背中や首に負担をかけていました。特に成長期のお子さんは、姿勢が崩れたまま過ごしてしまうと、そのまま大人になったときに肩こりや腰痛の原因になりやすくなります。

今回の施術では、筋肉のバランスを整えながら、骨格を正しい位置に戻し、成長に合わせて体幹を安定させることを重視しました。また、ただ施術をするだけでなく、本人が「正しい姿勢を意識できること」が非常に大切です。そのため、ゲームや勉強時の座り方の指導、自宅でできる簡単なストレッチを取り入れ、姿勢の習慣を身につけられるようサポートしました。

。お子さんの姿勢は、これからの健康や学習環境にも大きな影響を与えます。今後も良い姿勢を維持できるように、ご家庭でのサポートとともに継続的なケアをしていきましょう。